注意)トリプルとはそこそこ関係ない記事だよ。(でも何故かそこそこ関係あるよ)
もくじ
- ・はじめに
- ・あまりにもトリプルバトル
- ・一旦区切り
- ・BGMが凄まじい
- ・”ぞっとする”ストーリー
- ・豊かな世界観とキャラクター
- ・キャラクターが何か凄い動くぞ
- ・スマホゲームだと自覚してほしいキャラバランスのよさ
- ・声優も豪華
- ・ソロでできる
- ・Sdorica君には僕が付いてないといけないの……
- ・おわりに
・はじめに
このブログの読者の100%を占めるトリプルバトルファンの皆様こんにちは~。
まずは下の公式動画を見て、BGMのクオリティの高さにぞっとしてほしい。
神妙かつ不穏な空気感にぞわぞわしませんか……?僕はします。
見ていただいたのはスマホゲーム「Sdorica」第二章、mirageのオープニングテーマ。
ゲームのジャンルとしてはほとんどソロでできるパズル系RPG、ストーリーのジャンルとしてはハイ・ファンタジーになるかな。
読んでる人のほとんどが知らないと思うけれど、恐ろしく面白いんです。ガチで。
・あまりにもトリプルバトル
当ブログはがっつりトリプルバトルファン向けであるわけです。それなのにあえてこんな名も知れないスマホゲームをおすすめするのは、もちろん理由があるのです。
落ち着いて聞いてほしいのだけど、「Sdorica」というゲーム、世界で二番目にトリプルバトルみたいなスマホゲームなんです!!!(僕調べ)
世界で一番トリプルバトルみたいなスマホゲームは「ポケモンマスターズEX」です。なぜならポケモンが3対3で戦うため。(じゃあそっちを勧めるべきでは……?)
対してポケモンが出ない「Sdorica」のトリプルらしさは何か。――それは味方を殴り、レベルを下げ、コンボを狙うことにあります。
①味方を殴れる!
そんなことを売りにしていいのか?
ここで実際のゲーム画面を見ていただきたい。
2Dキャラの柔らかいタッチがいいですね。
さて、左側の二人が操作するキャラで、右側の弓を持った兵士が敵キャラです。
下画面にいっぱいある皿に乗った火の玉みたいなのを「ソウル」と呼びます。ソウルをタップすることでキャラクターが技を繰り出します。
早速右下の白いソウルを触ってみましょう。
白いソウルを使うと、熊の皮を被ったうさ耳の女の子「リーSP」が技を出します。
いわく、「金属性の仲間に基本攻撃を発動、前列の敵に基本攻撃を発動する」。
仲間に攻撃を発動……?
仲間に攻撃を発動!!からの~
相手にも攻撃!!味方にも攻撃が当たるデメリットのある分、高い威力が出ます。
イースターエッグを発射するモーションもかわいい。
話はこれだけでは終わりません。
味方から殴られたキャラ「ジェロム」は、「攻撃されると、白属性のキャラクターの1ソウルスキルを誘発する」という特性を持ちます。
つまりリーSPがジェロムを殴ると、ジェロムがリーSPにまた自分を殴らせるという、味方殴りループが発生します。そのループの間にごりごり敵が削られていくわけです。
ゲームの仕様上無限にループさせられるわけではないのですが、それでもかなり実用的な火力の出るコンボになります。
あえて味方を攻撃することで火力を生み出す――トリプルバトルみたいですね!!
②レベルを下げられる!
さて今度はこちらのパーティ。
味方の真ん中の黒いキャラクター、「DEEMO」を知っている方はいるかもしれません。
同名の名作音ゲー、「DEEMO」とのコラボキャラで、作ってる会社もSdoricaと一緒。道理でBGMが凄いわけですね~。
さてDEEMOの特徴なのですが、バトルが始まった瞬間に死亡します。
手を振り上げて……
鍵盤を叩き壊すと同時に死亡。ここで左の白い狼、「コール」のパッシブスキルが発動。味方が死ぬと、敵味方問わず焼く炎の力で全員に攻撃を繰り出します。
炎を纏った目にも止まらぬ突進攻撃が格好いい。画面右に狼の残像が見えますね。
本題はここから。味方の女性キャラクター「シェリー(スキルブック)」はあえてレベルを下げています。
よって、コールの突進攻撃に巻き込まれて即死します。これで再びコールのパッシブスキルが発動。二度目の突進攻撃を放つことができます。
ついでに言うと、シェリー(スキルブック)は死亡中に味方の火力を上げる特性を持っています。
味方をあえて弱くすることでシナジーを発生させる――トリプルバトルみたいですね!
③コンボを狙う!
ここまでの説明からも分かるように、Sdoricaの戦闘の本質はキャラクター同士のコンボにあります。
決してただ味方を殴ったり殺したり赤ちゃんにしたりするのが面白いわけではありません。
より強い組み合わせ、より楽しい戦術を生み出す上で、それらの一見ゲームの基本に反した選択肢があるというだけ――トリプルバトルと同じです。
というわけで、最後に味方を殴らないコンボを紹介します。今までで一番複雑なので、ここは動画で見ていただきたい。
記事用 pic.twitter.com/yjyt2PIsGV
— れうに (@Reuniclusist) March 18, 2022
一切ソウルを操作していないのに、キャラクターが様々なアクションをしています。
最初の狐耳の子のモーションが凝ってていいですね。(串焼きの串を相手に投げ付けてから、外した具を皿に乗せて別キャラに渡してる)
からくりは以下の通り(読み飛ばしてもいいよ)。
①画面左下のウサ耳キャラ「リュー」の効果で、味方三人にHP自動回復のバフが付く。
②それに反応して、左の狐耳「イズミMZ」が全体攻撃をしつつ右の男性キャラ「シエルSP」のスキルを誘発。
③「シエルSP」が全体攻撃。
④真ん中のロボキャラ「シャーロックSP」が、他の二人の攻撃につられて全体攻撃+単体攻撃の二つを発動。
こんな感じで、何もせずにキャラクターが4回行動しました。
様々なキャラクターのスキルがパズルのように複雑に噛み合って、強力なシステムが組み上がる爽快感――トリプルバトルに通ずるものがあります。
・一旦区切り
多岐に渡る戦法が可能なゲーム性の妙が素晴らしい……本当に……。
個性豊か(控えめな表現)なキャラクターの組み方次第で、バトルの楽しさは無限大になります。
散々Sdoricaがトリプルバトルに似ていると繰り返しましたが、実際トリプルの無限の組み合わせ・戦法が好きだからこそ、僕はこのゲームにハマったのかもしれません。
この記事を読んでくれたトリプル好きの方の中にも、きっとSdoricaの楽しさが分かる人がいるかと思います。
遊んでほしい……とまでは言いません。ただこんな楽しいゲームがあるんだよ、ということを知っていてほしい。(面白いのに知名度がなさすぎるので……)
というわけで、一旦ここで区切ります。ここまで読んでいただきありがとうございました。それだけで嬉しいです。
ただ、ちょっと興味が湧いてきた、何となく記事の続きが読みたい、という人に向けてもう少し続きます。もっともっと語りたいので!
~~~~~ここからトリプル要素ないよ~~~~~
・BGMが凄まじい
あらゆる音楽が凄まじいクオリティです。
ストーリー、戦闘BGMはもちろん、何かもうタイトル画面とかメニュー画面の時点で凄い。
凄すぎてサウンドトラックを買いました。目覚ましのアラームもSdoricaの曲です。
ここでもう一つ公式動画を。
第一章、sunsetのメインテーマ、"The Story Unfolds"です。
厳しい世界観と冒険の始まりを予感させるファンタジーRPGに相応しい素敵な曲ですね……!(アニメーションの質があんまり高くないのには目を瞑ってほしい)
この曲が気に入ったからゲームをインストールした、というプレイヤーも見かけます。
次にこちらをご覧ください……。凄いです。
これは第二章が発表されたときの映像(のはず)。
使われている最高に盛り上がるBGM、”Blazing Sun(Violin Ver.)”は僕の目覚ましのアラームです。
映像の方は第一章の頃のものなので、これから始める方にとってはゲームの空気感の予習として相応しいかもしれません。
実際のプレイ中も、こちらを飲み込んでくるようなBGMの数々に圧倒されるばかりです。
・”ぞっとする”ストーリー
ストーリーが面白いんです。
スマホゲームにしてはいい、みたいなレベルを超えて。
第一章sunsetの舞台は「太陽王国」。
王国の王女アンジェリアと、その叔父であるセオドアとの戦争が幕を開けます。
王の座を不当に奪い謀略を巡らせるセオドアから世界を救うため、非力な王女が後述する様々な種族の手を借りて立ち向かいます。
あまり具体的には言いませんが、じわじわと、着実に物語は面白くなっていきます。
第一章最後の演出は衝撃的すぎてぞっとしたのを覚えています。
現在は第三章eclipseが終わったところまで。大変素晴らしいことに、後のストーリーほど面白いです。
ただし注意すべきは、絵本のような絵柄に油断することは決してできないこと。
Sdoricaはプレイアブルキャラ、名ありモブ名なしモブ、あるいはプレイヤーにさえ容赦をしません。
・豊かな世界観とキャラクター
ここでは、Sdoricaの魅力溢れるキャラクター四人を紹介しつつその世界観にも触れていきます。
・アンジェリア
第一章の主人公となる、太陽王国王女アンジェリア。
物語の運命を握る彼女の使命は、簒奪者(さんだつしゃ)セオドアや魔物達から人々を守ること。
バトルにおいては味方全員を守る盾を張り、スキルを誘発することで味方に攻撃を任せます。
人々を守りつつ動かす為政者としての素質がスキルに表れていますね。
・パン
虎族の獣人、パン。
本来獣人の国「東方連邦」を故郷にするキャラクターですが、わけあって太陽王国に来ているようです。
戦闘では前線での肉弾戦を得意とします。
……もうピンと来る人がいるかもしれませんが、このゲームいわゆるケモナーの方に優しいのが特徴です。
ただストーリー内での非プレイアブル獣人に酷い奴が多いので、もしかしたらケモナーに厳しいゲームかもしれない。
ちなみに僕はケモナーじゃないです。
・エリオ
ルーン学院の優秀な生徒、エリオ。
Sdoricaの世界の中には、ルーン魔法と呼ばれる魔法を扱う人間も存在します。
ルーン学院に所属するキャラクターは、ほぼ全員下画面のソウルに干渉するスキルを持ちます。
エリオは自身の属性である金色のソウルを盤面に増やし、強力な全体魔法を放つ攻撃を得意とします。
・イズミ
謎めいた狐の亜人、イズミ。
一人称はボクですが、肉体・精神ともに性別不明。
お察しの通り、Sdoricaはケモ耳好きにも優しいんですね~。素敵なことです。
戦闘では前線にいながら傘の裏に隠れてしまうトリッキーなキャラ。
傘をくるくるして相手の目を回したと思えば~
何故か敵の後ろから現れて攻撃!
・キャラクターが何か凄い動くぞ
キャラクターの動きに関しては、あらゆる2Dゲームの中でも最高クラスと言っても過言ではないです。
ストーリーにおいても戦闘においても、キャラクター達が縦横無尽かつ個性的な動きをするので見ていて飽きません。
特に好きなのは以下の二人、「イズミSP」と「ジャサファ」。
透明な刀で景色ごと相手を切り裂くモーションの格好よさ。血しぶきを見立てた紅葉が噴き出す美しすぎる演出。
開発陣のセンスに感謝するほかありません。
お次はジャサファ。
琥珀のような金色のものに斧が覆われていき、巨大な武器ができあがっていく様は圧巻。
「ズン」という重い音とともに周囲の岩が浮き上がる瞬間心が震えます。
・スマホゲームだと自覚してほしいキャラバランスのよさ
明確に弱く設定されたキャラクターが存在しません。いいですか、存在しません。
ガチャから出るレア度の差こそあれ、キャラクター自身の強さとはあまり関係がないです。
プレイアブルキャラのほぼ全員が何らかの最適解になりえます。
もっと極端に言えば、ガチャに外れがないです。
そんなんでスマホゲームとしてやっていられるのかと言うと、ちょっと日本でのセルランが悪い意味でヤバいらしい。
どうしてサービスが続いているのか、何故質が上がり続けているのかファンの間でも疑問を持たれている。本場海外ではそこそこ人気らしい……?(開発している会社Rayarkは台湾の会社)
さて何故そんなにバランスがいいのか。
それは敵も味方も全員テクニカルキャラみたいなピーキーな調整がされていること。
味方同士の噛み合いだけでなく、相手との嚙み合わせも非常に重要な要素となります。
例えば攻撃されるたびに反撃を行う敵。
こういう敵に対して自動的にいっぱい攻撃するキャラを連れていくと、大量の反撃を受けてパーティが一瞬で崩壊するみたいなこともあります。
さっきのMVPが次の足手まとい……どころか味方側にいる敵になりかねません。
そうなると必然的に上位互換下位互換の概念が消え失せ、キャラそれぞれに活躍のしどころが生まれるわけです。これが本当に好き。
その割にプレイヤーに大量に石を配りやがる。
キャラクターを最高レアにするまでならスマホゲームにしては時間もかからない。
それ以外に強化する方法もあって、それなりの課金圧もあるにはあるのですが、それにしても優しい。
もう少しお金稼ぎのことを考えてほしい。嘘、僕が課金するからそのままでいて。
・声優も豪華
僕自身声優さんにそこまで詳しくないのだけど、それにしても豪華。
どこからそんな金が出ているんだ。
以下僕でも分かる声優さん何人か(敬称略、青字は見やすいように)
・ソロでできる
大体ソロでできます。ぼっちプレイヤーに優しいね。
人によってはこれが一番の魅力かもしれない。
・Sdorica君には僕が付いてないといけないの……
挙げるとキリがないレベルで欠点も多いです。
スマホの性能が低いと頻繁に落ちてしまったり、UIに微妙な箇所が多かったり、チュートリアルがあまり充実していなかったり、現役の攻略サイトがごく僅かにしかなかったり……。
欠点を全部合わせるとマイナス80点、長所の分でプラス200点で計120点。
僕的にはそういうゲームです。悪いところも含めて好きになってしまうくらい魅力溢れるスマホゲームなのです。
・おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
トリプルバトルにかこつけて自分の好きなゲームを語る記事に付き合っていただけて感謝しかありません。
繰り返しますが、あらゆる面で大好きなゲームなので、単に読み物として読んでいただけるだけで、誰かに知っていただけるだけで大変に嬉しいです。
……ですがもし、この記事を読んでプレイしたくなったという人がいたら手を叩いて喜びます……!
ストーリーも新たな章を迎えようとしています。今のうちに、Sdoricaの世界に潜るのはいかがでしょう……。