Twitterで雨水が溜まるポケモンを考えてたら「バケツ探してる……?」って言われました。
もくじ
- はじめに
- ①雨水になすすべもないポケモン
- ②体の特徴により雨水から逃れうるポケモン
- ③天気を特性で雨以外に変えられるポケモン
- ④雨水が溜まっても構わないポケモン
- 番外編:雨水が溜まりそうで溜まらないポケモン
- おわりに
はじめに
雨が降ってたら体に水がいっぱい溜まってかわいそうなポケモンまとめがあったら便利そうだと思ったのでまとめました。
分かりやすく、雨水が体に溜まることへの耐性に着目して大きく以下の4つに分類。
①雨水になすすべもないポケモン
②体の特徴により雨水から逃れうるポケモン
③天気を特性で雨以外に変えられるポケモン
④雨水が溜まっても平気そうなポケモン
個々のポケモンの並び順は適当です。
①雨水になすすべもないポケモン
体に目に見える穴が開いたポケモンの中では、恐らく雨水が溜まることへの耐性が最も低いポケモンです。
頭の穴は7本中5本が上に向けて大きく口を開けています。
さらに背中にも縦に2つの穴、極めつけは2本ある尻尾に開いた特大の穴……。
雨水を溜めるために生まれてきたポケモンと言っても過言ではありません。
このような形態にも関わらず、なみのりで水上移動させられるのだから凄まじい。
少し波を被るだけで水が全部体に入ってきそうです……!
頬に開いた穴から雨水が入ってきてしまいます。
上向きの穴ではありませんが、リーシャンは体がツルツルとしていて丸いため体を伝って雨水がどんどん穴に降りてきてしまうことでしょう。
口と繋がった穴なのに、口を閉じても雨水を防げないのがもどかしくて素敵ですね。
全員背中の噴火口から雨水が溜まる上に、ついでに水4倍弱点です。
ドンメルに至っては「雨に当たるとマグマが冷えて動きが鈍る。」と図鑑説明にあります。
雨に当たるだけでも弱るのに、雨水が体内に入ったら一体どうなってしまうのでしょうか……!
とはいえバクーダに進化すると、体内のマグマの温度が1200度から1万度に跳ね上がるので多少の雨水なら一瞬で蒸発してしまうかも?
尻尾の穴は空気穴だそうですが、その向きはどう見ても雨どいです。
空気を吸って炎を燃やすためにあるはずの穴が、逆に雨水を大量に取り込んでしまうままならなさ……。
雨の日は穴を塞いで対策しようにも、「穴を塞がれると具合が悪くなる。」と図鑑に書いてあるので現実的ではありません。
傘でも持たない限り、クイタランは雨水に対して詰んでいるといって差し支えないでしょう。
タマタマ
殻が完全に割れている奴に雨水がダバダバと溜まります。
雨のとき1人だけ足手まとい扱いになりそうでワクワクします。
体を伝って下半身の穴から入ってくる雨水でたぷたぷになります。
進化前のバケッチャは上半身が傘のような形状になっているおかげで雨水が入りにくくなっていますが、パンプジンは上半身のダイエットに成功した結果雨水に無力になってしまいました。
ただポケパルレでの手触りから、どちらも上半身が霊体で下半身が実体なことを考えると、2種ともども雨水が上半身を思い切りすり抜けて下半身に直に流れ込むかもしれないというロマンがあります。
ミニーブ
頭の実にはオイルが詰まっているそうですが、雨水も溜まります。
まさに水と油という感じですね。
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マタドガス(ガラルのすがた)
マタドガスはガラルのすがたになることで出来た煙突部分に水が溜まるようになってしまいました。
傘がある、あるいは横から煙が出る煙突ならあまり問題はなかったのですが、どう見ても真上に無防備な穴が開いているため雨水が直に入ります。
特性のあめふらしなどに対してはかがくへんかガスで対抗できるとはいえ、それ以外の雨に対しては無力です。
ガルーラ
ガルーラはポケットが水浸しになって子ガルーラのお風呂になってしまいます。
現実のカンガルーは親がもっとほっそりまえかがみで雨が入りにくく、ポケットも最小限の大きさで、そもそも雨の少ない地域で生息しているため問題ないでしょうが、ガルーラはわけが違います。
ただガルーラのポケットは子供が離れると体にぴっちりとくっつくため、メガガルーラになることで雨水がほぼ溜まらなくなります。
6世代最強のメガシンカだけあってポケットにも隙がないということでしょう。
ヌケニンは背中に開いた大きな穴から雨水がいくらでも入ってきます。
それどころか目に開いた穴も水の侵入経路になってるのが恐ろしい。
仮に背中の穴が塞がれていたら、最終的に目から雨水が全部流れ出すと思うとぞっとしますね。
コドラ
ココドラ系統はメガシンカを含めた全進化段階において、鎧に黒く開いた穴から雨水が溜まります。
特にコドラは集合体恐怖症が発動するレベルで穴だらけで雨水が入り放題です。
とはいえ1つ1つの穴は浅く小さいと考えられるため、その他の進化段階はいっぱい水が溜まるとは言いがたいです。
メガボスゴドラになれば、頭や背中の穴に雨水が入っても下から抜けていくようになっているのも残念ですね。
もしかしたら特性のフィルターは雨水を濾すことを意味しているのかもしれません。
ただ悪いことばかりでなく、代わりに腕の部分に僅かに雨水が溜まるようになっているというバランス調整がなされています。
右手の穴……どころか体のほとんどを形成する塵や埃と思われる部分が雨水を吸うと考えられます。
生ごみは8割が水分と言いますが、雨水を大量に吸うことでダストダスもただのごみから生ごみになってしまうのでしょうか。
砂でできた体は言うまでもなく雨水を吸います。
図鑑説明にも、「ビーチに棲むが水が嫌い。激しい雨に打たれるとお城の形を保てない。」と雨水溜まり耐性の低さが記されています。
特性のみずがためで水を防御力に転じられる可能性はあるものの、それはそれとして嫌いな雨水が溜まるのは避けられないというのがチャームポイントですね。
コジオ・ジオヅム・キョジオーン
塩は水分を吸うし、コジオ系統も雨水も吸うだろうという発想から。
ジオヅムの図鑑にも噴き出した塩で獲物の水分を奪うという説明がありますし、ジオヅムキョジオーン専用技のしおづけもみずタイプ特効がありますしね。
雨水で全身が溶けて岩塩から海水になってしまうことが期待される一族です。
※モンメンとかの綿っぽいポケモンとか、キテルグマとかの毛量が凄いポケモンまで数えると膨大になりそうなので入れていません(萎んじゃって思ったより水溜まらなさそうだし)。
※ゴルバットは体が薄かったり3Dモデルでやや前傾姿勢だったりであまり雨水が溜まらなさそうと判断して入れていません。
②体の特徴により雨水から逃れうるポケモン
上に大きく開いた口を、1枚の葉っぱが雨から防いでいます。
普通のあめなら十分に傘としての役割を果たせるかもしれませんが、つよいあめクラスになればどうでしょう。
ゲンシカイオーガの降らせた雨水で体が満タンになるウツボットを見たいですね。
仮面に開いた目の穴から雨水が侵入してきます。
とはいえ霊体の体は分厚い壁さえ通り抜けられるそうなので、雨水もその気になればすり抜けさせてこぼすことができるかもしれません。ずるいです。
サニゴーン
体を覆う霊体に開いた顔のような穴から雨水が溜まります。
ヌケニンといいヨマワルといい、ゴーストタイプは目から雨水が溜まりがちで怖いですね。流石というべきか。
ただやはり雨水が溜まりそうな部分が霊体なので、そもそも全部こぼれる可能性を無視できません。
仮に雨水が溜まるとしても、水中で生息するサニーゴが元になっているので雨水が溜まってもそれほど気にしなさそうなのが惜しいです。
③天気を特性で雨以外に変えられるポケモン
甲羅の穴から雨水が入ってしまいますが、特性ひでりによって雨を吹き飛ばすことができます。
懸念点として、ムーンの図鑑説明にある「甲羅の中の炎が消えると死んでしまう」という一文。
雨水に根本的な対処ができる代わりに、あまりにも雨水を浴びすぎると恐らく命に関わるピーキーな性能の持ち主です。
しろいけむりやシェルアーマーしかなかったころのコータスが雨水に対してあまりにも脆弱だったために、7世代でひでりを獲得するに至ったと考えると納得です。
背中の穴から雨水が溜まるポケモンシリーズのうちの1系統ですが、それどころか鼻の穴からも雨水が入ってきそうな鼻のデカさをしています。
ヒポポタスに関しては単に水に濡れることも苦手だそう。
これらの弱点を克服する特性すなおこしが非常にマッチしていますね。
穴だらけの癖に何もできないバクオングとは偉い違いです。
④雨水が溜まっても構わないポケモン
各種大砲から雨水が溜まります。
そもそも水を噴射するための大砲なので、溜まった雨水を攻撃に変換することができるはず。
それどころか通常カメックス、キョダイカメックスであれば隠れ特性のあめうけざらで体力を回復することも可能と、攻守に渡って雨水と相性がよいと来ています。
Q.皿はどこに……?
A.入ってきた雨が膝の皿に溜まる……?
ホエルコ・ホエルオー
口から海水を飲み込んで、頭上の鼻の穴から噴き出す性質を持つ種族です。
もしかしたら、逆に鼻の穴から雨水を溜めてまた噴き出すことができるかも……と言った感じがカメックスと似ています。
ちなみに現実の鯨は鼻呼吸する際に水しぶきが起こるだけで海水を直接噴き出しているわけではありませんし、呼吸しないときは鼻を閉じているそうです。
ルンパッパ
見ての通り蓮の葉の帽子のような部分に雨水が溜まります。
さて、何故進化前のハスボーとハスブレロが含まれていないのかと言うと、帽子部分に大きな割れ目が入っているからです。
これでは雨水が少し溜まったところで下にどんどんこぼれていってしまいます。
これのどこがあめうけざらかと憤りを感じますね。
十中八九口元の穴から雨水を吸います。
水分を溜め込めば、30日間水を飲まなくてもよいコスパのよさが魅力です。
隠れ特性のちょすいにも水との親和性が表れていますね。
ただ情けないことにノクタスは頭に傘が付いてしまうので、降ってくる雨水を吸いにくくなってしまっています。
進化後として恥ずかしいですね。
ウオチルドン
ウツボットのように口が上向きに付いているために雨水が溜まるパターンのポケモン。
こちらは水中で呼吸するポケモンなので、雨が降ったら楽に水が飲める頭の向きで幸せなことでしょう。
特性にちょすいもありますしね。
シェルダー部分に雨水が大量に溜まります。
雨水が溜まることへの抵抗のできなさ、雨水が溜まる量ともに高水準です。
しかしヤドランですから、いくら体に雨水が溜まったところで全く気にしないのでしょうね。
パールル
本体をどけた方が雨水が溜まります。
上の殻が蓋のようになってはいるものの、こんなにぱっくりと口を開けていて雨水が溜まらないと言ったら嘘です。
水を操ることを得意とするポケモンであるため、溜まった雨水も風呂や洗濯など自在に活用することができるに違いありません。
キョダイカジリガメ
首回りのマフラーのような部分に雨水が溜まります。
キョダイ雨水溜まる系ポケモンの中でも、最も目に見えて雨水が溜まるところに好感が持てます。
ただやはり水タイプですから、雨水が溜まっても特に気にしないでしょうね。
番外編:雨水が溜まりそうで溜まらないポケモン
ここで、雨水がいかにも溜まりそうで溜まらないポケモンをいくつかピックアップ!
ツボツボ
ツボツボは体中の穴から雨水が入ってきそうに見えて、実はそうではないと思われます。
注目すべきはお尻の穴。
もし他の穴から雨水が入ってくるとするならば、このお尻の穴から流れ出ていってしまうはずです。
逆に、もしお尻の穴から雨水が出ていかない仕組みになっているのなら、他の穴も雨水が入ってこないようになっていると考えられないでしょうか。
ツボツボは甲羅の中できのみのジュースを作る特徴のあるポケモンであり、お尻の穴からジュースが出ないであろうことを考えると、どちらかと言えば後者の理由により雨水が溜まらないと思われます。
ときはなたれしフーパ
はなたれフーパは肩の穴が斜め上に開け放たれてしまうせいで雨水が入ってきそうに思えますが、ちゃんと対策ができるようになっています。
公式絵の向かって右の真ん中の腕のように、腕を格納することで穴を完全に塞ぐことができるのです。
もしこの機能がなければ、貴重な禁止級雨水溜まるポケモンだったと思うと惜しいですね。
アップリュー
りんごの下側は雨水を溜めるにはボロボロすぎます。
アップリュー自身の動きも激しいので溜まっても瞬く間にこぼれてしまうでしょう。
キョダイサダイジャ
キョダイサダイジャは一見非常に大量の雨水を溜められるのですが、とぐろの隙間が案外大きいです。
もっとぎっしりとしていれば最強の雨水溜まるポケモンになれたのに……残念でたまりません。
ディンルー
我々の期待を最も強烈に裏切る凶悪なポケモンです。
器から生まれたポケモンであり、ソソゲー!!という鳴き声まで発するというのに、頭上の器はあまりにも大きな割れ目が入っていて使い物になりません。
たっぷりと雨水が入りそうと見せかけて、入った端からこぼれていってしまいます。
こんなポケモンを果たして許していいのでしょうか。
おわりに
やはりいるだけで雨水が溜まってしまうポケモンというのは見ていて楽しいものですね。
皆様ここまで読んでいただいてありがとうございました。
何か分かることはあったでしょうか。
特に何も分からなかったと思います。
雨が降ってたら体に水がいっぱい溜まりそうなポケモン統一パを作るときなどに参考にしてみてください。
以上です。